fujimitsu
山瀬さん考案
チーズ入りちくわ の梅豚ねぎご飯

チーズ入りちくわ の梅豚ねぎご飯

  1. フライパンにごま油を熱し、包丁で叩いた梅干し、一口大に切った豚肉を 入れて炒め、更に5ミリ幅に切ったチーズ入りちくわを(半分くらい)入れて中火で炒め る。醤油を加え、焼きつける。
  2. 炊き上がったご飯に①をボウルなどに入れ、混ぜて塩で味を整え(風味づけにここでごま油を プラスしても良い)さやから外した枝豆や粗みじん切りのネギを散らす。残りチーズ入りちくわを添えて完成。※①のチーズちくわのチーズがとろけて、ちょっぴりリゾット風になり美味しいです。そして、最後の追いチーズちくわを添えるのも、味のアクセントになります。作りやすい分量で作ってくださいね。

【栄養解説】
チーズ入りちくわと豚肉、梅干し、醤油と、身近ながらしっかりとご馳走感、贅沢感のある組み合わせ。食が進むこと間違いなし。梅干しはお節料理だけでなく家庭でも頻繁に食される代表的な日本食。梅干しが現在のように広く一般
家庭に普及したのは江戸時代になってから。古くから梅干しには薬効や殺菌作用があると知られており、病気の治癒を目的に食されたりすることもあった。梅干しは老人の皮膚のようにシワが寄っていることと、梅の木が長生きである
ことから「長寿」の縁起を担いで食される。おせちの前進であるとされる「喰積(くいつみ)」から縁起が良い食べ物として重箱に詰められていた歴史の古い食材。

(血液に期待できる効果)
梅干しに含まれるクエン酸が、酸性に傾いたドロドロの血液を弱酸アルカリ性に中和

(食欲増進)
梅干しの酸味は、口に入れたときに唾液の分泌を促し食欲を増進

(女性ホルモンの分泌促進)
梅に含まれる「3,4-DHBA」という抗酸化成分が、卵子の老化や変性の原因の酸化ストレスから保護、女性ホルモンの分泌を促す

(インフルエンザウイルスの増殖抑制)
梅エキスに含まれる「エポキシリオニレシノール」」は、インフルエンザウイルスなどを増やさないはたらきがあります。感染を予防したり、他の人への感染を防ぐ効果が期待できる

(血糖値の上昇をゆるやかにする)
梅に含まれる「オレアノール酸」が、糖質の消化吸収をおだやかにし、食後に血糖値が急に上がるのを防ぐ。

(食中毒菌の増殖を抑制)
梅干しに含まれるクエン酸は、食中毒の原因となる菌が増えるのを抑える。昔からよく梅干しをお弁当に入れるのは、食中毒予防のため。 ※全ての食中毒菌に効果を発揮するわけではない。

(骨の健康)
梅干しに含まれるクエン酸には、骨を作るカルシウムの吸収を助けるはたらきがあるため、骨への健康に効果

(胃炎・ピロリ菌の運動機能の抑制)
梅に含まれる「梅リグナン」は、胃がんの原因となるヘリコバクター・ピロリ菌の運動を抑えるという研究結果が出ている。

(整腸作用)
梅エキスに含まれるカテキン酸は静菌作用があるといわれており、昔からコレラなどの伝染病予防に役立ってきた。 腹痛や下痢には、少量をなめるだけで効果があるといわれており、 腸の働きを整えるので便秘にも有効です。
また、梅干しに含まれるクエン酸も整腸作用が。

(クエン酸)
疲れた時にすっぱいものを食べたくなるというのは、まさに疲労回復成分でもあるクエン酸が梅には多く含まれているため。またクエン酸には糖質の代謝を促進させる効果

(カテキン酸)
カテキン類の効能といえばなんといっても高い抗酸化作用。抗酸化作用というのは老化や病気の原因にもなる活性酸素を取り除いてくれる効果。

活性酸素はストレスやタバコ、飲酒などが増える原因になりますが年齢とともに増えるとも言われる。梅に含まれているカテキン酸は抗酸化作用だけでなく食後の血糖値の上昇を抑え、肝臓での脂質代謝を高める働きもあるので肥満対策も期待できる。

(ポリフェノール)
赤ワインに多く含まれていると言われるポリフェノール。梅干しには「梅リグナン」という抗酸化作用のあるポリフェノールの一種が多く含まれる。 梅リグナンはお茶やリンゴにも多く含まれていますが抗菌、抗腫瘍活性などの効果も。また胃がんの原因とも言われているピロリ菌の運動機能を抑制する効果があるとの研究結果もある。

(カリウム)
梅にはリンゴの 2 倍ものカリウム。カリウムはナトリウムを体から排出する作用があるので、食後に血糖値を低下させる作用も期待できる。

(カルシウム)
梅にはリンゴの 4 倍ものカルシウムが含まれている。

(マグネシウム)
マグネシウムが不足すると花粉症や不眠、便秘などの症状を引き起こすこともありますが、梅にはマグネシウムも多く含まれている。マグネシウムはカルシウムの吸収を助ける働きをするだけではなく動脈硬化のリスクを抑える効果も。

(ビタミン E)
ホルモンバランスを整え、血管の老化を防いでくれる働きをするビタミン E。梅干し 1 個(10g)あたり 0.03mg と微量ですが梅には含まれている。また血液の流れをスムーズにする働きもあるので血流を改善する効果も期待できる。

(鉄)
不足すると動悸や頭痛、めまいといった症状が現れる鉄も梅には多く含まれている。鉄不足は体に現れる症状だけではなくイライラやうつなどの心の不調の原因にもなるとも言われています。女性は特に鉄が欠乏しやすいので積極的に摂ることをおすすめ。

(植物性乳酸菌)
梅干しには植物性乳酸菌が含まれる。植物性乳酸菌の効果として腸内環境を整えることによる便秘予防、肥満や免疫力アップ、抗アレルギー効果などが期待。動物性乳酸菌に比べて植物性乳酸菌はより高い効果が期待されてい流。
梅 干 し は加熱することによって血行を促進する「ムメフラール 」 と いう成分が生まれま す 。 このムメフラールには血行促進効 果 が 。 ま た 、焼き梅干しはオーブンかフライパンで焦げない程 度 に 焼くか、レンジで 1 分 加 熱するだけでもできるので手軽に 作 る ことができ る 。 梅 に 含まれている脂肪燃焼効果のある「 バ リ ニン」も梅干しを加熱することで 1.3 倍 に 増える 。

豚肉は疲労回復効果の高いビタミン B1 を含みますが、長ネギのアリシンと一緒に摂取することで疲労回復効果が高まりまります。おもてなしの時期はお酒が出るでしょうから、ごはんでありながら栄養価も高く、酒のアテのようなレシピです。

 材料( 2人前 )

■チーズ入りちくわ 2本  ■ご飯 1合  ■豚薄切り肉 150グラム ■枝豆 10さや  ■長ネギ 1/2本  ■ごま油、塩 適宜 ■【調味料】 醤油 大さじ1  梅干し 3~4 個

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